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めちゃかけラウンドハンガー

めちゃかけラウンドハンガー

LG-200

Thomas / LG-200

トーマス正面
BODY
veneer(lauan)
NECK
Nyatoh
FINGERBOARD
Rosewood , 20frets
JOINT
Bolt-on
PICKUPS
Single coils
CONTROL
Volume,Tone
COLOR
Sunburst

とうとう買ってしまった初めてのエレキギター。30年くらい前のビバ楽器全盛期ならともかく、21世紀を迎えた現代において「初めてのエレキギターが『トーマス』」ってのは、かなりのアナクロだと思いますが、「10,000円以内で買える変なギター」という命題を満たすのがこれしかなかったので仕方がありません。本当はTEISCOやGuyatoneのカッコいいいビザールギターが良かったんだけどベースと比べるとちょっと高いし。自分もまさかこの歳でトーマスのギターを買うことになろうとは夢にも思っていませんでした。

昔、少年ジャンプの裏表紙に広告が載っていた頃は「トーマス」「トムソン」「ハリー」と言えば買ってはいけないギターの筆頭でした。自分たちは「ベニヤギター」なんて呼んでました。当時は買ってしまったら間違いなく馬鹿にされ、以降黒歴史として封印される運命を背負った存在でした。

トムソン系列と言えばコピーモデルしか記憶にないんですが、こいつはオリジナルだしビザールっぽい雰囲気を残しています。どうもテスコ弦楽器が作っていたらしいです。

ヘッド
ヘッド
ロゴはプリント。最後のsが消えかかっています。ナットの下にはビザールではおなじみの0フレット。70年代の通販で0フレット仕様のギターを売る、というのが意外です。

ヘッド裏
ヘッド裏
6連のペグを使っています。

ジョイント部分
ジョイント
ボルト4本で留めてあります。ネックの裏にストラップピンが打ってあるのはスペクトラムといっしょ。

ちなみにあまりにも弦高が高いので、ネックポケットにシムをはさみました。その時にとった写真。
ネックポケット
みごとなベニヤです。

PU等
PU等
ポールピースがマイナスネジになってるピックアップをカワイがよく使っていたらしいですがよくわかりません。ロッドはもろテスコ。買った時にほんの少し順反りしてたんですが、ロッドに余裕があったのでくりくり回して直そうとしたらこのロッド、全然効きません。限界まで回してやっと少しマシになったくらい。

コントロール
コントロール
1ヴォリューム1トーン。ノブはカワイが作って輸出していたらしいDominoのやつといっしょ。

ブリッジ
ブリッジ
ブリッジは棒状で高さの調節のみ可能。オクターブなんて合わせられません。あまりにも高い弦高を下げるためにブリッジを一番下まで下げてありますが、それでもまだ高いです。思いっきり下げたためにネジがブリッジからはるかに突き出しています。これではブリッジに手が置けません。ミュートしながらカッティングなんてネジがささって手が痛いし、1弦と6弦はネジの近くなのでミュート自体不可能です。どうしようもありません。

トレモロユニットはモズライトとかに近い仕組みらしいですがよくわかりません。アームは欠品です。どっちみち使わないので、アーム取り付け部横の2本のネジをグリグリ締めました。ここにバネが入っているらしくて、締めるとトレモロユニットが動かなくなります。

ついでにボディ裏。塗料がはげかけているので写真を撮ってみました。
塗装
見てのとおり極薄ラッカー塗装です。だからと言ってなんてことはなく、「ボディの鳴りが…」とか「枯れた味わい」だとか、そういうヴィンテージ・マニアのウンチクとは全く異なる高み…というより「低み」にこのギターは存在しています。それ以前に「トーマスはギターか?」という根本的な疑問もありますが。

ボディに貼ってあるステッカーは剥がそうかとも思ったんですが、なでてみると妙にデコボコしていてとてもイヤな予感がしたのでそのままにしてあります。臭いものにはフタ、です。

音はちゃんと出ます。まあトーマスだし、ベニヤなのでたかが知れていますが、遊ぶだけなら何の問題もありません。

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